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10月23日 1006-アルザス地方-8 エギサイム [撮影]

1006-エギサイム
「エギスハイム」と呼ばれたり、「エギスアイム」と発音されたりしていますが、コルマールから南西に車で2.30分ほどのところにある町です。
フランスの美しい村として1989年に「フランス花のグランプリ」に選ばれ、2006年の「ヨーロッパ花の町コンクール」で金賞を受けた美しい町です。アルザスワイン発祥の地でもあります。
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トラブルがあったのはこの帰り道。
躓いた感じも全くなかったのだが、突然体が宙を舞い、一塁に打者が滑り込むかのように
両手を前に差し出して倒れた。
特別に痛いということより、倒れて恥ずかしいのが先に来て、急いで立ち上がりしばらく移動した。
ズボンの膝が濡れて来たので、裾をまくってみると、膝小僧がパックっと上下に破れ、その間から真っ白な膝の骨が見えた。
ナイフでスパッと切ったようなまっすぐな裂け方で、白い骨を見たときは慌てて両手で、上下をつまんだ。出血も少しはあったが、友人がティッシュで拭いてくれて、バスの運転手さんが包帯を持って来てくれた。
仲間に看護師さんが二人いたのも幸いした。
その包帯できちんと巻いてくれた。
傷口を見た仲間が直ぐ縫ったほうがいいということで、病院を探して飛び込んだ。
どの入り口で声をかけても人の気配がない。仲間があちこち入り口を探してくれた。しかしここは産婦人科だそうで、応急処置だけしてくれて、コルマールの市民病院の救急窓口を教えてくれた。
興奮したので、口が渇く。喉の奥までくっつきそうだ。
「水が欲しい」というと仲間が持っていたペットボトルを届けてくれた。
コルマールの市民病院の敷地は広く、病院の中なのだが、行けども行けどもたどり着かない。案内板が頼りで、病院の敷地内をビッコをひきながら歩く。
もちろんフランス語なんて全くわからない。添乗員の典子さんがずっと通訳兼で付き添ってくれた。細い体で私を支えてくれて、「私強いから」っていってくれて、肩を貸してくれる。
見た目のぱっくり開いた傷口とは裏腹にそれほど痛いという感じはない。
フランス語でわからないが、なにやら受付で、申し込んでくれ、順番を待った。
こんな手続きはフランス語ができなくては無理だ。
なかなか番が来ない。早くして欲しいのは仲間が撮影に行かれなくて待っているからなのだが、順番は順番。ここは皆んな救急窓口だから急いでいるはずだ。
長い時間待たされて、自分の番が来た。診察室には一人で入るようにと言われたので、車椅子で手術室に向かう。
病気という病気をしたことがないので、病院の世話になったことがない。特に手術室に入るなんてことは、それだけで怖じ気づいてしまう。
ベットに寝るよう促され、ペラペラなにやら言われるがチンプンカンプン
女医さんだった。
いきなり水のようなものをかけられた。このとき初めてものすごい痛みを感じた。
が直ぐ麻酔を打たれて、痛くなくなった。
あれは消毒だったのかな? アルコールかもしれないと思った。
青いシートがかけられ、作業が続いた。
典子さんが呼ばれた。
フランス語が通じないので、ずっとついていて良いということになった。
ほっとした瞬間だ。
先生は「雑談してていていいよ」といってくれたと通訳してくれた。
手術の方に気がいかないように彼女と雑談していた。
で、彼女に写真を撮ってもらった。
証拠写真。
見たくない人は見ないでね。
6日
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12日 8針といっていたけど数えてみると9針縫ってある。
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手術の後、タクシーを呼んでもらって、仲間を追いかけた。
仲間はすでに少し先のリボービレというところに行って、撮影中。
典子さんと私はリボービレについたときは医者に支持された薬や包帯などの医療道具をそろえるため薬局を探した。
トボトボ歩く私を、「ゆっくりきて!」といって、彼女はあちこち素早く歩き回り薬局を探してくれ、指示されたものを購入した。化膿止め、痛み止め、包帯、当て布、傷口に当てるメッシュ用のものなど。
私たちがついたのはみんなが食事をおわったときで、そのレストランに飛び込んで食べた。
リボービレの撮影はできなかったが、前に来た時に撮影している場所だしと自分を慰めてバスに乗った。

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